自己啓発をすると出世できるのか?
多くのサラリーマンが自己啓発をする目的としては出世をするためというのがあるのかなと思われます。実際に自己啓発を頑張ることによって出世することが可能になるのでしょうか。
出世するために必要なこと
自己啓発で出世するために必要なことって何なんだろうと思いますか? 例えば、自己啓発本をたくさん読んで勉強したり、セミナーに参加したりして自分磨きに励んでも出世できない人はいるわけです。では、一体どうすれば良いんでしょうか。今回はそんな疑問点を解消していきたいと思います。
出世するために自己啓発が必要ない人なんてこの世に存在するんですかね。
世の中のほとんどの人が何らかの方法で自分の成長のために努力しているはずなのですが、その中で出世を目指すためには自己啓発の力が必要だと私は思っています。しかし、それは果たして正しい考えなのかどうか分かりませんよね。自己啓発は出世するためのものなのかそうでないのかについてご紹介していきましょう。
まず結論から言いますと自己啓発は出世のためのものでもありますし、出世のためだけに使うものではないということですね。つまり、出世したいと思うなら自己啓発をした方が良いけれど、その方法が間違っていたらダメだということです。
では、具体的にどういう風に自己啓発を進めたら良いんでしょうか。
自己啓発で気を付けないといけないこと
ここで気を付けないといけないことが3つあります。
1つは自己啓発本やセミナーなどを活用して自分を高めることです。
2つ目は仕事でもプライベートでも活躍できるスキルを身につけることです。
3つ目は自分が今行っていることを常に意識することです。
それぞれ説明していきましょう。
1つ目の自己啓発は出世のためのものでもあり、出世するためには自分を高めていく必要があるということでしたね。これは誰でも知っていることだとは思いますが、自己啓発は自分の能力を上げるためのものであり、決して昇進試験の勉強をしているわけではないのです。これが分かっていないと、ただ単に仕事を頑張っているだけで昇進できると勘違いしてしまうでしょう。
だからといって、仕事ができるからと言っていきなり部長になれるかというとそうではありません。それどころか、部長になれなかったとしても部下を持っている可能性だってあるんですよね。このように会社によっては部署ごとに管理職が存在しています。しかし、管理職になるには資格が必要なわけではなく、上司からの指名によって決まるため、必ずしも実績のある人間が選ばれるとは限らないんですよね。そのため、上司との人間関係を良くしておくことも重要になってきます。
また、管理職になるためにもやはり、自分を磨く必要があります。そのため、部下を持つことになる前に自己啓発をしておいた方が無難だと言えます。なぜならば、部下を持った時に苦労するのは目に見えており、さらに言うならば管理職になった時には更に大変になりますからね。
2つ目の注意点は先ほども言いましたように仕事で成果を出すために知識を身につけるのではなく、あくまでも仕事に役立つスキルを身に着けることが大切だということですね。これは私が指導していたときにいつも言っていたことですが、仕事の効率を上げたいのであれば、まずは自分自身の能力を上げていかなければいけません。というのも、いくら効率化したところでそれが自分に合っているかどうかというのは別問題だからなんですね。この作業が得意じゃない人からすると無駄な時間を使っていることになりかねません。ですから、自分は何を得意としているのかを見極めた上で、それを生かせるような作業をしていくことが重要なんです。もし、苦手なものを克服しようとすればそれだけ時間がかかりますからね。そして、最後に大事なこととして、どんな場面でも結果を出したいと思っているのならば、あらゆる場面において臨機応変に対応する力が必要となります。
特に営業などの場合にはその場での判断力が求められますので、その場に応じた対応策を考えておかなければなりません。そういった意味では常に考えて行動することが求められているんですね。
3つ目に関しては、今の仕事に満足していないのなら、新しいことにチャレンジしてみるべきだということですね。確かに、今の自分の仕事に不満があるからといってすぐに転職しても上手くいくとは限りません。なぜなら、今まで積み上げてきたキャリアを捨てることになるからです。そうなると、次の職場でも同じような不満を抱えることになりかねませんよね。だからこそ、自分の人生設計を考えて本当にやりたい仕事は何なのかということをしっかりと考えることが非常に大切なのです。もちろん、どうしてもやりたいことが見つかったという場合はそれに挑戦しても良いのですが、そうでなければ違う道を探すべきでしょうね。
出世のためだけの自己啓発は止めた方が良い
出世に必要なのは自己啓発ではなく、自分を高めること! ここまで読み進めた方であれば、もうお分かりだとは思うんですが、出世したいなら出世のためだけの自己啓発は止めた方が良いと思います。あくまで出世のためには自分を高めるための知識を学ぶ必要がありますね。そうすれば自ずとチャンスはやってくるはずです。逆にいえば、自分を高めないと昇進することは厳しいかもしれませんね。
ちなみに、こういった考え方をする人は非常に多いですが、実際に出世できるのは限られた人間だけなんです。それはなぜかと言いますと、多くの人は単純に仕事ができるだけで出世することが出来るというように考えます。しかし、実際にはそれだけでは難しいですよね。つまり、会社の業務に精通しているだけでなく、人間性やコミュニケーション能力なども考慮されなければならないので、結局のところ運も必要になるのです。したがって、確実に出世できるかどうかは分からないというのが現実なんですよね。
ただし、それでもやはり上に立つ人間はある程度の人格者であることが多いですし、多くの部下を抱えていることから周りから慕われていることがほとんどです。ですので、自分もそのような人間に成長できれば必ず評価してもらえると思いますよ。
今回の記事では出世するための方法について解説させていただきました。私としては自己啓発をすることによって自分が成長することはもちろんですが、周りに認められればより良い待遇を受けることが出来るようになると思っています。そのため、私は常に周りの人間を大事にしてきたつもりですし、その結果として高い地位を手に入れることが出来たのだと思います。ぜひ皆さんにも参考にしていただき、少しでも早く昇格できるように頑張ってみて下さいね。
自己啓発に集中して目の前の仕事を見失わないように
自己啓発に集中するあまりに目の前の仕事がおろそかになり、結果社内での評価が下がってしまう。そういう例もあります。こういう状態になってしまうと何のために仕事をしているのか分からなくなりますよね。そうならないようにするためにも、集中しすぎないよう意識しながら仕事に取り組むようにしていきましょう。
また、あなたがまだ若手である場合などは仕事に対する情熱を持って取り組んでいること自体が素晴らしいことです。しかし、その熱意ゆえに周囲が見えなくなってしまうこともありますから気をつけましょう。たとえ小さなミスであっても取り返しがつかないことに繋がる可能性があるわけですしね。そのためにも日頃から周囲に気を配りながら仕事をするようにしましょう。
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